キッチン、洗面所の「ぬめり&詰まり&臭い」を防ぐ3つの習慣!

朝晩は秋らしくなってきましたが、昨日、今日と大阪でも日中30℃近くまで上がる予報。
私も昨日は涼しくなると思って散歩をしましたが、汗だらけになってしまいました…


こういう“暑さが戻る日”は、キッチンや洗面の排水になんとなく嫌な匂いと滑りが…
そうなんです。こういう日こそぬめり・臭いが出やすくなります。
理由は簡単、暑い日は臭いの元となるバイオフィルム(ぬめり)を作る細菌やバクテリアが排水管の中で繁殖してしまうからなんです。
これをさらに放っておくと、数日〜数週間で詰まりにつながることも…

そこで今日は、詰まりと匂い、ぬめりの原因と現場での経験から「今日からできる予防策」を3つだけご紹介します!
ぜひ参考にしてください!

目次

なぜ今、ぬめりと臭いが出やすい?

ぬめり、臭いの正体は細菌やバクテリアの分泌物や、下水からの臭いなど。

油や食べカス、歯みがき粉の研磨剤、せっけんカスなどが排水管の内側に溜まって、細菌やバクテリアが繁殖します。
そして分泌物がぬめり気になる臭いに繋がります。
しかも気温が高い日は菌の活動や繁殖が活発になり、特にぬめりや臭いも強くなってしまいます。

とくにキッチンは油脂や食べかす、洗面は髪の毛+整髪料が主犯です。
それだけじゃありません。
キッチンに油脂を流すと排水管が詰まり、高圧洗浄などの高額な修理費がかかることも…

そうならないように、今日からできる予防習慣を徹底していきましょう!

「詰まり、ぬめり、臭い」に今日からできる3つの予防習慣

① 油ものは「拭き取り→固める→可燃ごみ」

「油は流すときにお湯を使えば大丈夫」と思っていませんか?
それ実は、数か月後に排水が流れなくなる一番の原因なんです。

油はお湯に溶けているように見えても、配管の中で冷えるとロウのように固まって壁面に貼りつきます
この層の上に、洗剤カス・食べカス・髪の毛が少しずつ付着し、半年ほどで完全な詰まりを引き起こすことも…
現場では、この固まった油脂を「キッチンの動脈硬化」と呼ぶほど、粘着性が強く取り除きづらいのです。
そうなると水が全く流れなくなってしまい、高圧洗浄以外では対処ができなくなってしまいます。

では、どうすればよいのでしょうか?
答えは簡単。
流す前にできる限り“油を流さない”工夫をすることです。

  • フライパンや皿に残った油は、キッチンペーパーでしっかり拭き取る
    →ペーパーを軽く丸めて油を吸わせ、可燃ごみに。
  • 揚げ物など大量の油は、凝固剤で固めてから処分
    → 冷蔵庫で冷やして固めてもOK。凝固剤は100均にも売っていますよ。
  • 目皿(ごみ受けネット)は毎日交換が理想。
    → 一晩置くと油が酸化し、ぬめり・臭いの原因になります。夏場はコバエが繁殖する原因にも。
  • 週に1度は40〜50℃のぬるま湯に中性洗剤を溶かし、一気に流す
    → 配管内に残った油脂をやさしく浮かせ、再付着を防ぎます。

さらに、洗剤選びもポイントです。
油分解系の中性洗剤や、重曹+クエン酸を組み合わせる方法もおすすめ。
ただし、熱湯はNG。パッキンや排水トラップを痛めてしまいます。

こうしたちょっとした習慣が、将来の「突然キッチンが詰まって水が引かない!」というトラブルを防ぎます。
「油を流さない」は、いちばん簡単で、いちばん効果のある詰まり予防法です。

② 排水口・洗面ボウルの“ぬめり”とカス溜まりを放置しない

「掃除してるのに、なんだか臭う」
そんなときは、排水口や洗面ボウルのぬめりが原因かもしれません。

このぬめり、先ほども言った単なる汚れではなく、細菌とカビが作る“バイオフィルム”
一度できると、どんどん厚みを増していき、食べカス・髪の毛・石けんカスを絡め取りながら流れを悪化させます。
最終的には、配管の内側にカスの層を作り、詰まりの初期段階となります。

対策はとても簡単。

  • 週1〜2回は、排水口の部品を外して丸洗い。
    → 取り外せるパーツは外し、古い歯ブラシでやさしくこすり洗い。
  • ぬめりが気になるときは、重曹+クエン酸の発泡洗浄。
    → 重曹(大さじ2)をふりかけ、クエン酸(またはお酢)を上からかけて発泡させる。
    → 10分ほど放置し、40〜50℃のぬるま湯で流すだけ。
  • 洗面所では、髪の毛キャッチャーを設置。
    → 市販のネットタイプでも効果抜群です。

これを習慣化すれば、ぬめり臭や流れの悪化を防ぐだけでなく、カビ・雑菌の繁殖を抑えて衛生面も◎。
実際にお客様のところでも「掃除の間隔を週1に変えただけで臭いがなくなった」との声が多く聞かれます。

③ 排水トラップの“水切れ”に注意|臭い・虫の発生源

「最近、キッチンや洗面から下水のような臭いがする…」
その原因、実は**排水トラップの“水切れ”**かもしれません。

排水トラップとは、シンク下や洗面下にあるS字(またはP字)の配管部分のこと。
ここには常に少量の水がたまり、下水の臭いや虫の侵入を防ぐ“ふた”の役割をしています。
ところが、長期間水を流さないとこの水が蒸発し、臭気が上がってきます。

さらに、夏場は高温で蒸発が早まり、コバエや下水虫が上がってくることも…
実際に私の実家でも使っていない洗面所からゴキブリが入り込んでいたこともありました…

対策はとても簡単です。

  • 数日に一度は、すべての蛇口から10〜20秒水を流す。
    → 特に、あまり使わない洗面・2階トイレなど。
  • 長期外出時(旅行・出張など)は、
    → コップ1杯分の水に数滴の食用油を垂らしてトラップに流しておく。
    → 油膜が水面を覆い、蒸発を防いでくれます。
  • 使用頻度の低い場所は、月1でシンク下を覗いて水漏れやパッキン劣化の確認を。

お客様宅でも「引っ越し後しばらく使わなかった洗面が虫だらけになった」という話を良くお聞きします。
トラップの水は目に見えませんが、家の“無臭”と“快適さ”を守る最後の砦です。
できるだけ使っていなくても水を流す習慣をつけましょう!

最後に:それでも「流れが悪い」「臭いが取れない」ときは?

「重曹や中性洗剤を試してみたけど、まだ流れが悪い」
「ぬめりや臭いが一度消えても、またすぐ戻ってくる」

──そんなときは、配管のもっと奥の方で油脂やカスが層になってこびりついている可能性があります。
特に築年数の経ったお住まいでは、排水管の勾配が弱くなっていたり、
古い油汚れが長年蓄積して“管の内径が細くなっている”ケースも少なくありません。

こうなると、市販の薬剤では届かず、
専用の高圧洗浄機で内側の油脂やカスを根こそぎ落とす必要があります。

高圧洗浄というと「費用が高そう」と思われがちですが、
私たち〈近畿住宅設備〉では部分洗浄(キッチン・洗面のみ)なら¥8,000〜
家全体の排水管クリーニングでも¥15,000〜で対応可能です。

また、

  • 出張・見積は完全無料
  • 夜間・休日も対応
  • 作業前に必ず料金と作業内容を明示

といった形で、「まずは見てもらうだけ」でも安心してご相談いただけます。

「軽い詰まりだと思って放置していたら、深夜に水が逆流してしまった」
「排水の流れが悪いだけで、実際には排水マスに根が入り込んでいた」
というケースも少なくありません。

小さな違和感のうちに、早めに点検することが最も安く・早く・確実な対処法です。

まとめとご案内

  • ぬめりや臭いは「細菌の膜(バイオフィルム)」が原因
  • 油・カス・トラップの水切れを防ぐだけで詰まりは大幅に減る
  • それでも改善しない場合は、排水管の奥に汚れが残っている可能性

水の流れが悪い・臭いが取れないと感じたら、無理な薬剤や分解よりも、まずは点検を。
現場15年以上、年間1,000件以上の施工実績をもつスタッフが、
原因を見極め、最適な方法をご提案します。

📞 お電話・LINEから24時間受付中
(見積・出張無料/大阪市全域豊中市、池田市、吹田市、高槻市、茨木市、箕面市、摂津市、島本町、豊能町、能勢町などの北摂地域を対象としています)



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