洗面台の下が濡れている…排水トラップの緩みかも?
気づかないうちに床が腐る「洗面下の水漏れ」
「最近、洗面台の下が湿っている」「なんとなくカビ臭い」——。
そのままにしておくと、床が腐って、内部の合板まで張替えが必要になるケースもあります。
そうなると費用もかなり高額に…
実際、この“洗面台の水漏れ”になかなか気づく事ができず、気づいた時には被害が進行しているご依頼もお見かけします。
本記事では、
- 洗面下から水漏れする3つの主要原因
- 排水トラップの点検・締め直し方法
- パッキン交換で直るケースとプロ依頼が必要なケース
を、実際の修理事例とともに解説します。
目次
- 洗面台の水漏れはどこから?自分で確認できる3つのチェックポイント
- 排水トラップの点検方法|工具なしでできる確認ステップ
- それでも直らない場合
- まとめ:洗面下の“湿り”は家からの小さなSOS
洗面台の水漏れはどこから?
自分で確認できる3つのチェックポイント
「洗面台の下が濡れている」「カビ臭がする」——
そんな時は、どこから漏れているかを見極めましょう。
洗面台の水漏れは、ほとんどが次の3ヶ所のどれかに原因があります。
注意:このページでは自分でできる確認・応急処置を紹介していますが、
作業中にナットを強く締めすぎたり、パッキン交換を誤ると逆に水漏れが悪化することがあります。
少しでも不安がある場合や、漏れが止まらない場合は無理をせず業者に依頼しましょう。
① 排水トラップ(S字・P字)の緩み・パッキン劣化
洗面台の下を開けると、白い曲がった配管(S字またはP字)があります。
これが「排水トラップ」で、水のフタを作って下水臭を防ぐ重要な部分です。
・チェック方法
- 洗面台下の扉を開ける
- 水を流しながら、ナット周辺を指で触ってみる
- 手に水がついたり、ナットの下に水滴ができていたら緩み・パッキン劣化の可能性大
・ 症状の特徴
- 洗面使用直後に「ポタッ」と1〜2滴落ちる
- 1日経つと棚板が湿ってカビ臭がする
- ナット部分に白い跡(乾いた水垢)が残っている
・ 対処の方法
- ナットを手で軽く締め直す(工具で強く締めすぎない)
- 水が止まらない場合は、パッキン交換(100〜200円程度)で直ることが多い
- ゴムが硬くひび割れていたら完全に交換
※経年10年以上の樹脂トラップは、配管自体の交換(3,000〜5,000円)が必要になることもあります。
※ナットを強く締めると配管が割れることがあります。自信がない場合は止水して業者へ連絡してください。
② 給水ホース・止水栓からの滲み
次に多いのが、水を送る側(給水側)のトラブルです。
蛇口の下にある金属ホースやナット部分を見てください。
ここが緩んだり、内部のゴムパッキンがすり減ると、水がじわじわと滲み出します。
・ チェック方法
- 洗面を使っていないのに床が濡れていないか確認
- ホースの付け根や止水栓(壁から出ている銀色のハンドル)をティッシュで拭く
- ティッシュが湿ったら、その箇所が滲みの発生源
・ 症状の特徴
- 洗面を使っていなくても棚板が濡れている
- 金属部分に青サビ(緑青)が出ている
- 夜間に「ポタポタ…」と音がする
・ 対処の方法
- ナットを軽く締め直す
- 緩みで止まらない場合は、パッキン交換またはホース交換(2,000〜4,000円)
- 止水栓からの滲みは、内部スピンドルの摩耗が原因。専門業者に依頼が安全です。
※常時水圧がかかる部分なので、放置すると水道代が上がるほか、夜間に音が続く・床下腐食の原因にもなります。
※不安定な状態で触ると水が噴き出す危険があるため、「ナットの締め直しで止まらない」時点で止水して業者へ連絡を。
③ 洗面ボウルのひび割れ・接合部のシール切れ
最後に見落としやすいのが洗面ボウル自体の亀裂や、シリコンの劣化です。
陶器や樹脂製ボウルは、経年でごく小さなヒビが入ることがあります。
また、ボウルとカウンターの境目(シリコン目地)が切れていると、
水が裏面を伝い、下から漏れているように見えることも。
つまり、洗面台の割れが洗面台の水漏れに繋がります。
・ チェック方法
- 洗面ボウルの縁や裏側をライトで照らす
- 一度拭き取った後、30分〜1時間後に水がにじんでいたら表面のヒビ or シール切れ
- ボウル下の木板が局所的に濡れている場合も要注意
・症状の特徴
- 一度拭いても数時間後にまた濡れる
- どこから漏れているのか分かりにくい
- 洗面使用直後に「ポタポタ」と音がする
・ 対処の方法
- シリコン補修材(防カビタイプ)を目地に再充填(DIY可)
- ヒビがある場合はボウル交換(1〜2万円+施工費)
- 築10年以上の洗面台は、ユニットごと交換の方が安く済む場合もあります。
※目視で判断しづらい箇所です。
もし「拭いても再発」「裏面が常に湿っている」場合は、内部配管や接合部の破損が考えられます。
無理に触らず、早めに専門業者へ。
まとめ:安全にできる範囲を超えたら“早めの相談”が最短・最安
| 症状 | 自分でできること | 業者に任せるべきサイン |
|---|---|---|
| ナット周辺の軽い滲み | 手で軽く締める | 締めても止まらない/水垢が再発 |
| ホース・止水栓からの漏れ | ティッシュで確認/軽く締める | 止まらない・噴き出す・青サビあり |
| ボウル裏・カウンター下濡れ | シリコン補修 | 再発・裏面常時湿り・判断困難 |
「一見小さな水漏れ」が、床下腐食やカビ臭、シロアリ被害につながることもあります。
無理に直そうとせず、早期点検が結果的に最安で確実です。
セルフチェックの ワンポイント
- 確認順序は「上から下へ」:蛇口→ホース→排水トラップ→棚板の順で探すと特定しやすい
- ティッシュ確認法:手では分からない細かい滲みも、ティッシュが湿ればすぐ判別可能
- 水漏れ=カビ・シロアリの温床。軽微でも早めに対処を!
それでも止まらない時は…
症状が続く、またはナットを締めても漏れる/ボウル裏が濡れる場合は、
内部シールの劣化や配管ひび割れが疑われます。
迷わずに業者に連絡しましょう!
排水トラップの点検方法|工具なしでできる確認ステップ
洗面台の下が湿っている・カビ臭がする場合、まず確認したいのが排水トラップでここまででご紹介したように、
洗面台の水漏れ原因の7〜8割は排水トラップ(S字・P字)の緩みやパッキン劣化です。
この部分は構造がシンプルなため、工具を使わずに安全に点検できます。
「どこから漏れているのか」を確認するために、以下の手順でチェックしてみましょう。
① まず「トラップの種類」を見分ける
洗面台下にある白い曲がったパイプが「排水トラップ」です。
形状によって確認する方向が違うので、最初にどちらのタイプかを判断します。
| 種類 | 見た目の特徴 | 主な設置場所 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Sトラップ | 床へ縦に伸びているタイプ | 戸建て・1階 | 床排水型。下方向へまっすぐ伸びている |
| Pトラップ | 壁へ横向きに伸びているタイプ | マンション・2階以上 | 壁排水型。横引きで壁の中へつながっている |
どちらもU字状に水がたまり、下水臭を防ぐ“水封”構造になっています。
このU字部に髪の毛・石けんカス・汚れがたまると、水漏れ・詰まり・臭いの原因になります。
② 点検手順(10分でできる基本チェック)
まずは安全のために「止水栓を閉める」ことから始めましょう。
1. 止水栓を閉める
洗面台下の奥にある左右の銀色ハンドルを時計回りに回します。
これで誤ってホースを動かしても水が噴き出す心配がありません。
2. 洗面下を明るく照らす
懐中電灯やスマホのライトで、ナット部分や接続部をしっかり照らします。
水滴や湿りは光を反射するので、暗いままだと見落としやすいポイントです。
3. ナット部分にティッシュを巻く
排水トラップのナット部分(接続している白いリング)にティッシュを一周巻きます。
しばらく放置して濡れた箇所があれば、そこが水漏れ箇所の目印になります。
4. 洗面ボウルに水を溜めて一気に流す
洗面ボウルに水を半分ほど溜め、一気に流します。
このときの反応で「どの側から漏れているか」が分かります。
- 使用中だけ濡れる → 排水トラップ側の緩み・パッキン不良
- 常に湿っている → 給水ホースや止水栓からの滲み
ポイント:一度すべて拭いてから確認すると、「どのタイミングで濡れたか」がはっきり分かります。
③ よくある誤解
- ナットの下に水滴がある=ナットから漏れている?
→ 実際は、上部パッキンから伝って落ちているケースが多いです。
上の接続部にもティッシュを当てて確認してみましょう。 - 棚板が湿っている=配管の水漏れ?
→ 実際には洗面ボウル裏から伝ってきた水の可能性もあります。
洗面ボウルの縁・裏側もライトで確認。 - ティッシュは濡れていないが臭いがする
→ 水漏れではなく、トラップ内部の水が蒸発(封水切れ)しているケース。
1週間以上未使用の洗面台でよく起こります。
④ 写真・動画で記録を残す
どこから漏れているか確信が持てない場合は、
スマホで全体写真と濡れた箇所のアップを撮っておきましょう。
これを送れば、業者が電話・LINEでおおよその原因と費用の目安を伝えられます。
また、管理会社や保険申請の際にも重要な証拠になります。
注意:締めすぎ・触りすぎはNG
排水トラップのナットやパッキンは樹脂製で割れやすい構造です。
強く締めたり、角度を間違えると配管破損や水浸しになる恐れがあります。
※自信がない場合、またはナットが硬くて動かない場合は、止水して業者に連絡するのが安全です。
無理をしないことが、結果的に最短・最安の解決方法になります。
まとめ:排水トラップの点検は「見て・触って・流す」の3ステップ
| チェック項目 | 方法 | 結果の目安 |
|---|---|---|
| 外観確認 | Sトラップ or Pトラップを確認 | 排水方向・構造を把握 |
| ティッシュ確認 | ナットに巻いて濡れを見る | 濡れた箇所=水漏れポイント |
| 流水テスト | 水を溜めて流す | 使用中のみ濡れる=排水側/常時濡れる=給水側 |
それでも直らない場合
排水トラップを点検し、ナットを締めても止まらない、
あるいはどこから漏れているのか分からない場合は、
内部パーツの劣化や勘合不良(はめ込み不良)の可能性が高く、
ここから先はプロ対応が最短・最安の解決策になります。
業者が行う主な修理内容と費用目安(吹田市・北摂エリア相場)
| 症状 | 想定原因 | 対応内容 | 費用目安(税込) |
|---|---|---|---|
| ナットを締めても止まらない | パッキンの劣化/ネジ山の摩耗 | パッキン・ナット交換/接続部再締結 | 8,000〜12,000円 |
| 配管のズレで勘合しない | シンク固定部の歪み・位置ズレ | 排水トラップ再施工/パイプ角度調整 | 12,000〜18,000円 |
| 使用後すぐに漏れる | 洗面ボウル裏のシール切れ・ヒビ | ボウル脱着+防水シール再施工 | 18,000〜25,000円 |
| 下地が腐食・カビ臭が取れない | 長期滲みによる木部腐食 | 床板補修+防カビ・消臭施工 | 20,000〜30,000円前後 |
よくあるトラブル
- ナット交換だけで止まらないケース
→ 実は内部の「パッキン座金」が摩耗していて、交換しないと再発します。 - トラップの位置ズレ
→ 洗面台の固定ボルトが緩み、配管位置が数mmずれていることも。
無理に締めるとパイプが破損します。 - ボウル裏のシール切れ
→ 見えない裏面で漏れていると、棚板裏からジワジワ滲み出ます。
DIYでシリコンを重ねても根本的には解決しません。 - 長期滲みによる下地腐食
→ 水分+カビ+木材=“臭いの温床”。
表面を拭いても臭いが取れない場合、床板の張り替えが必要です。
注意:DIY修理で悪化しやすいケース
- ナットを工具で強く締めすぎて配管が割れる
- シールを重ね塗りして水の逃げ場をふさぐ
- 漏れ箇所を特定せずパッキンを何度も交換して再発
- 給水ホース側まで触って水が噴き出す
こうしたケースでは、結果的に修理費が倍以上になることも。
「自分で直せるかも」と思っても、再発・水浸しリスクを感じたら、
止水→写真撮影→業者相談が最も安全です。
プロに依頼するメリット
- 現場確認5分で原因を即特定
- 必要な部品をその場で交換(再発防止)
- 水漏れ+カビ+臭いを一度の施工で同時解消
- 作業後に写真付き報告書を受け取れる(管理会社・保険申請にも有効)
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軽度修理なら最短15分・8,000円前後で解決します。
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- 出張費・見積無料
- 即日対応(最短10分で到着)
- 作業後1ヶ月以内の同一症状は無償再訪保証
まとめ:洗面下の“湿り”は家からの小さなSOS
「洗面台の下が少し濡れている」「カビ臭がする」——
そんな小さな異変の8割以上は、排水トラップの緩みやパッキン劣化が原因です。
最初は“ポタポタ”でも、放置すると湿気が木材を傷め、
床板の腐食・カビ繁殖・悪臭へと進行します。
特に集合住宅では、下階への漏水トラブルにつながることもあります。
チェックポイント(簡易セルフ診断)
- 洗面下の棚板が湿っている
- ナット部分に白い水垢跡がある
- 使用後だけ水滴が出る
- カビ臭・下水臭がする
1つでも当てはまる場合は、早めの点検・修理をおすすめします。
ナットの締め直しやパッキン交換で直ることもありますが、
改善しない・再発する場合は内部劣化のサイン。
プロの手で一度しっかり点検すれば、再発防止まで確実です。
放置するとどうなる?
- 床下に水が染み込み、下地が黒ずみ・膨張
- 湿気でカビ臭・虫の発生
- 長期放置で床張り替え費用が数十万円になることも
「たかが少しの水漏れ」でも、時間が経つほど被害は拡大します。
早めに対応することで、費用も最小限に抑えられます。
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